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Forking®︎ Forkの製造

執筆者の写真: Forking®︎ lifeForking®︎ life

ワイヤーフォーミングで製造されたフォーク

フォークはバネ加工の一種であるワイヤーフォーミングという方法で製造しています。

ちなみにバネは「発条(はつじょう・ぜんまい)」とも書かれ、製作者の拠点である墨田区をはじめ荒川区、葛飾区、大田区あたりには今も多くの「⚪︎⚪︎発条」という社名の企業があります。拠点から近い5〜6社に対して製造を打診したところ、すぐさま試作に取り掛かっていただいた荒川区の会社で製造をお願いしています。


ワイヤーフォーミングはコイルの塊から線材が押し出され、曲げ、丸め、捻り、切断までプログラミングされた形状を一筆書きで行う加工です。一旦プログラムができてしまえば、あとは機械が自動で量産してくれますが、求める寸法やバネの動きが出るまでは、オペレーターの方が何回も微調整を行って形を出していきます。今回のフォークにあたっては曲げ角度や直線長さなど62ものパラメータ(数値設定箇所)があるそうです。


ジョイントへの装着

このフォークの形状は、ジョイントのスリットに線材がはまり込む設計で、少しでも寸法が合わないと着脱の動作がうまくいきません。かなり難しい設計ですが、協力工場のオペレーターの方の経験と執着によって素晴らしい精度で量産に至ることができました。






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